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どっか日本の大学を筆頭にした研究グループが、マウスのES細胞を使用してマウスの人工肝臓を造ることに成功したというニュースを見たのはおとといのこと。


確か自分が中学生でクリントン大統領の時代だから1990年代後半だったとおもうのですが、イギリスはスコットランドで羊のドリーが誕生。

ご存知ドリーはクローン羊です。

ドリーが誕生したときの話題といえば、「もうクローン人間はいるのではないか?」とか「なぜ羊だ?毛でも刈るのか?」とか。


もちろんクローン人間もつくれるようです。


ドリーが誕生したときに真っ先に動いたのはクリントン大統領。

実験を一時的に停止させ、アメリカの法律に人間のクローン開発禁止の法律?を制定。

日本の橋本さんもすぐに似たような法律を制定していたようです。


ドリーが誕生した際の鍵となったのは万能細胞(ES細胞)の存在です。

授精した胚(受精卵)に含まれる細胞のことで、これが万能細胞といわれる所以は、「なににでもなる可能性をもった細胞」だからです。

受精卵はもともと一つの細胞ですが、分裂していくと、それぞれがそれぞれの形(細胞)になるわけです。


クローンのなにが問題かというと、一概に言えないのは確かで、社会的、宗教的、人道的さまざまなことに混乱が生じるからでしょうが、なによりわかりやすい理由が、ES細胞は授精した胚(赤ちゃん)を殺して取り出す作業がどうしても避けられないので、倫理問題が生じてくるのは言うまでもないです。


新たな組織でできた細胞集合体を誕生させるか、まったく同じ組織の細胞集合体を誕生させるか。


ES細胞の研究はもちろん医療の場にとても必要な出来事なのでしょう。


万が一人間クローンの研究が進めることができて(法的にできる国もあります)クローン人間が誕生していくことになったらどうでしょう。

現在のクローン技術では、卵子が必要ですから女性は必要ですが、クローンを生む際一切男(精子)はいりません。

クローン技術の先は女社会・・・・なわけです?


例えば漫画家が創造していることは、こうしてどんどん実現されていくところを見ると創造物は実物に成り得るのではないかという気になる。


藤子さんはどうおもっているんだろう。